人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖光の ユーリエ

─ 地下 ─

[ 耳に何かの息がかかる気がする。
 恐れが暗闇に魔物を生んでいるのかもしれない。でも、本当に何かいるのかもしれない。
 経験の浅さが、恐慌になって。
 
 ユーリエはやみくもに走り、何かにぶつかっては、再び走った。
 しかし、慣れない靴が床に引っ掛かって、
 ついに。 ]

 きゃあっ!

[ 転んだ。
 床に長い銀髪が広がる。 ]

 ……っ、

[ なんとか身を起こす。
 へたりこんだまま、シスター服の裾を直した。
 闇の中で、まっしろな姿は、暗闇を見る目にはよく見えるだろう……。 ]

(165) 2014/02/21(Fri) 21:16:19

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