人狼物語−薔薇の下国

467 【SF人狼騒動RP村】 Sleeping Silver SheepA 〜愛はさだめか、さだめは死か〜


調合師 カサンドラ


  なぁに?諦めてる訳ないじゃない。

  ……。
  ……、……ねぇ、ソマリ。
  ……聞いたら、後戻り出来なくなるわよ。


[いつもの調子で、けらけらと笑って告げてから。
しばし、沈黙。
そして、きゅっと唇を引き結び、大きく息を吐いて……そう言った。
それでも、聞きたいのかと、真剣な目で彼の目をじっと見る。

諦めているわけではない、どちらかというと怖がっている。
だって、この船の中に居れば、スノウちゃんも居て……最悪の場合、船ごと自分を消滅させられるんだもの。
檻だってかまわない、牢獄だって……自分が誰かを襲うなら、私は一生監獄の中で、構わない。そう胸に秘めたる決意を持っても、外への欲求は尽きることがないから困りもの。
しかし、"船から降りるのを諦めている訳"を話すには、例の実験の話は避けて通れるものではなかった。


私の脳内に"生物兵器"……覚醒反応がないとはいえ"ガルー"が、いると知ったなら、……貴方は船を守る船員として、私を殺せるのかしら?

しかもそれが、軍部では黙認されていて、何食わぬ顔で船に乗っていることを知って、貴方はこれから普通に暮らせるのかしら?


にこり、とそう、ごくごく自然に口角を上げて。
それでも聞きたいなら、教えてあげる……と、そう答える。

傍でローが聞いていたとしても、別段構うことはない。
だってもし、彼らに殺されるのであれば、"完全に脳を破壊してね"と、頼みやすいというものだ。*]

(165) 2017/01/16(Mon) 22:20:58

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