(まー。あの可愛げのない従弟が、反作用と言っても死なない程度だと言うなら、ま、そうなんだろうし。死ぬ気はさらっさらないけどなー。ちょっとここが名残惜しいって程度、うんそれだけーそれだけー)[などと自らを慰めて、気を取り戻した領主は椅子から立ち上がった。さて、領主候補はどうしているか、と広間を見渡す。]