俺はクリフ・バルト。[ それから気を取り直して、微笑みを浮かべ、まずは自己紹介を返す。 ]君の歌、屋根の上からでも良く聞こえた。とても綺麗な声だね。[ 青年の耳は、人よりも少しだけ良く音を拾う。だから、本当に告げたかったのはこちらの言葉だったと、少女には通じたろうか? ]ノア...俺の騎竜は静かに動くのは得意だから、後は安心して任せて。[ なんとか最後は先輩らしく...締めくくれているといいのだが。** ]