『ノーラ叔父様! お客様? お客様よね? ミーネも一緒にお出迎えする!』[執務室を出て三歩も行かない内に、姪に捕まった] あー……まあ、いいか。 兄者の御友人からのお使いだから、失礼ないようになー。 『それは叔父様こそ、なのだわ!』 ……はいはい。[そんなやり取りをしつつ、出迎えた使者は予想していたよりも歳若い青年。>>110見るからにわくわくとした様子に、旅暮らしをしていた頃の自分がちょっと被ったりもしたのだが]