わぁ……!
すっごく、きれいです……
[彼に抱えられ、脱衣所を抜けたさきに見えた風景>>135に、ドロシーは大きな瞳をこぼれんばかりに見開きました。
お屋敷ではとうてい見られないその光景は、ひどくドロシーの心をゆさぶり。
待ちきれないとばかりに身を乗り出していましたから、彼が止めなければ自ら湯船へとかけよろうとしてしまっていたでしょう。
とはいえ 義足を外したドロシーに、そんなことはできないのですけれど]
う〜〜、
[そわそわ。
椅子に座らせてもらっても、視線は温泉に釘づけで。
あせらなくても逃げないとはわかっていますが、ちいさくゆれる身体はどうしようもありません]