― 城門 ―[惑いの結界が敷かれた 艱難の森は、紅榴の統べる領域。幼き者を其処へ放ち迷わせて遊んだのは、鴉達の悪趣味の一つか。下位の者からの念>>131には無視を返して、梟は幼子の足元を照らし、導き] …よう来た 独り立ちに臨む若き雄よ[古城の門にその姿を降ろして出迎えた。あかい唇は柘榴の艶を帯びる] 貴方をこの宴へ請け出すには苦労したのだよ、アルビン[戯言を謳い、伸ばした指は、抵抗をさせずにたどり着く。幼子の頬へ触れてその顔を覗き込んだ]