[「待ちやがれ!!」>>163というダーフィトの罵声を背に...は廊下を駆ける。非常階段のドアを押すと、踊り場から次の踊り場へ、ほとんど一足飛びにジャンプし続けて階を移動した。ダーフィトが銃を撃っても弾を無駄にするだけだろう。...は充分離れてから足を止め、重いドアを引いて廊下へ出た。ここは何階だろうかと、タブレットに表示されたマップを見る。防犯カメラが停まっている現在、人間であるダーフィトには追いつけないに違いない。]**