これ以上は無意味だということを、理解してもらうために君を呼んだ。 私は、君がこの侵攻作戦の切り札なのだと思っている。 だが、奇襲殲滅戦であるべき作戦は、すでに時間をかけすぎた。 聖なる力は、その威力を失っている。 それでも、強化兵らの身体能力はおそるべきものだけれど、君に関しては無害だ。 ゆえに戦場から隔離すべきだと思った。 女子供が抗争に巻き込まれるのは本位ではない。 ここなら安全だし、退屈もしないだろう。 君に、読書の習慣があれば、だが。