[その後、クレメンスは任務遂行の功績が周囲にも認められ、執政官の座に就く事となる。手に入れた「本」を傍らに、どんな政策を行えばよいかを検討する日々が続いた。そうして、不安要素の1つであったエリザベート姫の結婚も滞りなく行われ、隣国との同盟が無事結ばれる。王自身も城下をよく尋ねるようになり、その若さとルックスは民衆の心を掴むのに大いに役立った。今は先王の代よりも、より良き時代になろうとしていた**]