― オプティモ西砦前 ―
[>>82 砦への降伏勧告の時刻を僅かに過ぎた頃だろうか。
時を同じくして、アレクシス・ユレが率いる海戦隊が砦付近の海に現れるだろう。]
クロード君、お久しぶりです。
[距離もまだ遠く。
潮騒の音に掻き消され、きっとその呼び声は聴こえないだろう。
だからこそ、そっと、クロード君と。
かつてのように、ふと、名を呼んでみやる。]
さて、少し私と――――……遊んで頂けませんか?
[クロード・ジェフロイから見れば、それは挟撃の為に現れた援軍に見えるだろう。それで良い。出来る限り此方へと注意を引き付けるのが目的なのだから。**]