[そして如何にも考え付かなかった応えを、カタリナが口にした>>157]
"審判者"とかの、占い師の結果…?
ヨアヒムかヤコブ―――― ああっ!!
…けど、どっちだ?
[確かに重要な情報だが、ジムゾンが死んだのならばその答えは永遠に闇の中だ。
そも、それ以上の情報はない、と"早合点"していた。
もし、"占い師"の力で視られてしまえば、融け消えて仕舞う。
そんな"人ならざる者"と呼ばれる儚い存在がいるという憶測が正解なのだとすれば。
ならば"占い師"の力で視てしまうと、融け"消されて"仕舞う。
そんな禍々しい存在もいるのではないか、と云う突飛な解釈を考え付こうとするのには。
ペーターの知識と発想力では、流石の無理の壁が聳えていたのだった]