[ ダンクラードと、オクタヴィアスは自らの意志によって道を別れたのではなく、15年前、望みもせぬ戦によって、分たれたのだ。
共存も共栄も望むことすら許されぬまま ]
タヴィは、そもそも争うことなど望んでいません。届かずにある手を、学び、鍛え、助け手となる友を増やすことで、必死に全てのラモーラルの民に届かせようとしていた。
恐らくダンも。本当はそうでしょう。
それでもぶつかることは避けられない。
[ 何も無かった事には出来ない程に、もう多くの血が流れ、命が失われている ]
だから俺は、せめて...始めた者としての責として、護れるものだけは、護りたいと思ってるだけなんです。
[ 静かに落とした言葉は、コリドラスの耳には、どう響いただろう?
いずれにしてもこれは、彼が今まで、誰にも口にせずにいた、本音の一端、ではあった** ]