[ 目の色が違うと言ったら、兄は何色だったのかと問われて。 ]
兄はね、澄んだ空色だったのよ。
この目は、兄のものなの。
…………綺麗でしょ?
だから、全然痛くないのよ。
[ この子供に、痛いから嬉しいなどとは言わない。
でも、兄のことで、嘘をつくのは嫌だったから。
聞かれれば、偽ることなく話していて。
ミサンガの話も、つい、してしまったように思う。>>115
同じような、"太陽"のお守りが、テオドールにいっているとは知らないが。>>115
そんな話をすれば、彼女にも弟がいると知れた。>>114 ]