[さて、ラヴィが言った通りに各自へ
現在の状況を報せてくれたのかは分からなかったが
せめて連絡の出来る乗員には報せておこうかと
ダーフィトは乗員に向けて通信機のスイッチを入れる。]
『 よお、聞こえてるか、乗員一同。俺だ。
人狼の犠牲者が出た。
ベルティルデ・エストホルム。
現場は資料館だった。
詳しいことは、メイン・サロンで伝えたい。
出来たら
…そうだな、集まれるだけ集まってくれ。以上だ。 』
[果たしてどれほどの乗員に行き渡ったかは分からなかったが
少なくとも何もしないよりはマシだろうと思っていた。
けれど、持ってきた通信機>>2:364から自分の声が流れ出せば
…ダーフィトの顔から一切の表情が消失した。]