― 戦場 ―
[ラートリー>>158に了承の意を示すと、彼女らと別れ目指す方向へ。
護衛の兵らと共に、戦場を横切る形で駆けていく。
平原の部隊はほぼ撤退に移っているらしく、大きな戦闘は発生していなかったが、河に近付くにつれ力の気配と人々の喧噪は増していった]
――見付けました。
[懐かしい漣の気配を感じ、術を帯びた反目を向ける。
コンラートに散らされやや隊列の乱れた氷竜軍と、予期せぬ側面攻撃に僅かながら混乱のあった海精軍。
霧が出ているせいもあるだろう、撤退の指令が下っても尚縺れるようにして戦う様子が見てとれた]