[ちくりちくりと返ってくる返答に苦笑した。まぁ自分のせいなので特に気にはならないが]
僕はけっこう休ませて貰いましたし、どうぞ。
[かかっていた毛布のうちの一枚を、眠りそうなベリアンにぽいとかけると本棚へ。眠る前にも雑然と並んでいた筈が片付けられているのは>>41、リヒャルトだろうか。姿が見えないことを少し不思議に思ったが、部屋で休んでいるのかもしれない。
――一人でうろうろして大丈夫なんだろうかと少し考えたけれど、自分が寝ている間に誰か来て、一緒に行ったのかもしれないし]
……。
[名簿をぱらぱらと捲り、辿った名前は“ジャン=ジャック・ランデル”。
一番危険なのは、命令するものが敵であった場合だ、と思う>>2:371]
――。
[さらに指が滑る。最初に取ったのとは違う名を記した資料を手に、席についた]