……は?[船縁に見えていた手がにゅ、と伸びた。伸びたそれは手桶をがしいっ!と引っ掴み。掴んだそれを天へと掲げる。……光なんて差し込んでないし、木製の手桶に光るような部品もないはずなのだが、それは一瞬、きらーん☆と輝いたように見えた] 一体、なんっ……はぁぁ!?[一体何だというより先に、次の異変が起きる。手桶を翳した手がずざざざざ、という音と共に数を増やし、それらはあっという間に各艦を取り囲み、そして。ざっか、ざっか、と一糸乱れぬ動きで一斉に水を汲み、船へと流し込み始めた。*]