うんうん。それでこそ俺の――。……いや、なんでもない。[言いかけた言葉を珍しく呑み込む。俺の見込んだ男、といいたいところだったのが、それは試験の後にしようと判断する。リエヴルが時期寮長になんて話を聞いて動揺するとは全く思えないが]