[こちらを援護するような気の流れは、もうひとつ。>>156高まる木気をすくいあげるように槍を回転させる。周囲の風がどこか、心地よい。とん、と地面を槍で突くと飛び上がる。まるで足に翼でも生えたような気さえするほど実に調子がよい。大上段からほぼ間隙なく二撃を浴びせる。うち一撃は蜃の角を折り砕いた。弱点ではなさそうだがまあ、効きはしたものと思いたい]