[ふと「彼女がいなくなって悲しくないのか」と、問われた事>>0:420を思い出し] ――声が、聞きたい……[ぽとり、涙が溢れた。悲しくはなかったし、今も悲しいとは思わない。彼女が幸せそうに旅へ向かうのを、その一助になれた事を誇らしかったと思うと同時に――…“ステファン”を見て、呼んでくれる彼女がいないのは、酷く寂しい――…と、感じただけだ。]