人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】宮廷画家 ローレル

― 街中・広場 ―

[  昔馴染みの彼>>141に対して
  丁重な態度を取るようになったのはいつからだっただろう。

  昔と呼べる頃には例のソマリだとか、
  初対面のチェンバレン嬢を相手にしたように
  養父に似た口調で話していた時期もあった気もするけれど
  立場の関係上、初対面から繕って話していたかもしれない。
  
  屈託のない子供のころならば、
  あるいは歌の邪魔になるような囁きも
  必要のないものだったかもしれないけれど。
  今の"宮廷画家"という立場ではそうもいかないのだった。  ]


 ……一曲だけですからね?


[  この曲だけだからと言われて、
  渋々といった表情を作って見せて頷いた。

  吟遊詩人の歌に足を止めたのは偶然のこと。
  そこに彼…ウェルシュ王子が居たのもまた偶然ではあれど。
  見つけてしまった以上は見逃すわけにもいかない。

  …"散歩"と称して王宮の外に出る彼が、
  何を見、聞き、得ているのか薄々と察していたとしても。  ]

(164) 2017/04/19(Wed) 00:06:48

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