全ての礎、我が根源に応じよ。 我らの前に道はあり、されど、我らの前に道はなく。 望むはひとつ、ただ、在るべき彼方へ一時にて駆ける途。 [構築される呪に応じ、血石の指輪に紅が集う。集ったそれは、血色の結晶体を構築し、直後、砕けて光の粒子と転じた。粒子はきらきらと煌いて舞い、それは、くるりと渦を巻いて力の道を作り出す]