[>>137単なる偶然か、あるいは必然か、まるで被せるように後方からバルタザールの叱責が飛ぶ。
>>162反射的にびくりと肩を振るわせたが、前を見ればユーリエもまた反応を示していた。
結局、馬を引き歩いていた自分の声は馬上のオズワルドやリエヴルに届いていたかどうか、わからないままだ。]
…――副隊長
[ユーリエに合わせてゆっくりと進んでいるが、偵察から副隊長が戻った以上、いつ急ぐ事になるかも知れず。
馬の背に軽やかに飛び乗る。]
そんなに大きな声を出さないで下さい…、ユーリエまでびっくりしてます。
(やっぱり何か――、言うのを憚られるような事をしているんだろうか……?)