― 病室 ―[幼馴染の顔に微笑みが戻る。>>162釣られたように、自分の笑顔も大きくなった。] 俺さ。 ちゃんとみんなで笑ってられる世界を作るよ。 だからおまえも手つだってくれよな。 おまえの喉が良くなるように、俺も手伝うから。[書かれた文字とくすぐったさに笑って、掌を握りこむ。それからしばらくして、治療師の先生が退出を促せば、名残惜しく席を立った。また来るよ、と約束を残して。*]