― 王都にて ―
[まさか功労者として選ばれるとは思わず、驚きながら訪れた王都。
まだ兵役期間ではなかったカレルにとっては初めての王都だった。
その際に招待された、ギデオンの自宅で彼と話をする]
セルウィンさんのお兄さんに?
そっか、ギデオン様は外交が主でしたね。
[空きが多い中にも並ぶ書物を眺めながら案内を受けて。
続いた言葉に視線をギデオンへと向けた]
学問よりは身体を動かす方が性に合ってますが……全くないわけではないです。
知識は自分の人生を豊かにしますから。
[知ることが次に繋がると考えてそう言葉を返す]