[銃口が火を噴いて、
医務室の中には銃声が響いたが、
どうやらハダリーに傷を付けることは出来ていないらしい。>>157
トールの足元へ転がろうとしたのが見えた矢先、
ダーフィトは床へ一発、二発と発砲したが、
当たらなかったようで、ハダリーはそのまま
廊下の奥へと駆けていく。>>160]
…っの、野郎!
待ちやがれ!!
[ダーフィトは一も二もなくその背を追って飛び出そうとして、]
――…後は頼んだ!
[と、医務室の面々に言い残し、
今度こそ全速力でハダリーの後を追った。*]