そォ?…そりゃあ、残念。
[>>154彼の言葉に、そう返すも然して残念がる声音でもかった。茶化す事無く微かに柔かく笑っただけであっさり受け入れる。
彼の唇が触れた血濡れた指に残る彼の唾液に唇を寄せて、指を銜え込み、期待していた舌を慰めた]
[幼い頃より乱暴に扱われる事に慣れ親しんでいる、ふしだらな身体は痛みへの恐怖では無く、その先の期待に震えだす。
過ぎた痛みも頭の中で快感と書き換えてしまい容易く息が乱れ、気を抜くと、妙な声を上げてしまいそうで、己の指に歯を立てて耐える。
身代わりの立場を正しく弁えて、媚びて啼いて、自己を主張したりする事はしなかった]