[運ぼうと手までかけたところで止める声。
病み上がりだなんて大袈裟な。
いや、決して大袈裟ではないのだが、どうにもこのパン屋事態を軽く考えてしまう節があるようだ。]
ノープロブレム。
それに、はしゃいで雪の中に突っ込むだなんて失礼だなぁ。
僕はただ、氷の妖精達と戯れていただけさ。
[それをはしゃいでいたと呼ぶ事を、オットーはまだ知らない。
困惑したようにディーターのほうをちらりと見やったが、結局押し切られて任せる事となるのだった。
そして]
という訳で可憐な君。一緒にお茶でも。
[この期に及んでまだニコラスをナンパするのだった。全くもってぶれないらしい。]