[槍を振り下ろして一撃。返す動きで突き上げるようにもう一撃。痛みを訴えるように蜃は叫び、拘束をものともせぬかのように暴れ出した。これでは狙いがぶれるし、もし拘束が解けたら自身が危ない。そう判断して間合いを取った時、再び蜃の動きが固まった。>>157土気――がというより金気が増した拘束に阻まれ。好機とばかりに再度踏み込んで突きの一撃を浴びせる]任されました……![声の主の方見る余力はなくとも、そう、告げる。>>158]