――クロイツ。[すっと、細めていた瞳を開く。口許には笑みを湛えたまま] 今、難しいこと考えていませんでした? もっと気楽に考えて貰って、構いませんよ。 僕は唯、貴方と仲良くなって愉しみたいだけ。[今度の言葉には、概ね嘘はない] クロイツはこのお城の構造には詳しいんですか? 景色の良い所に行ってみたいです、僕。[緊張感のない様子で、強請る様に]