可憐な花から、皆の肝っ玉母さんになってしまったが。ずっといい女だ。ミストも、昔はもっと楽しくて笑い合っていた。私は勉学の為に街に出たが、街でもこの村を思い出していた。[我が身を守る砦でもある。当時はそう思っていた。だが今思えば]…特別が欲しいと言っていたが…。[語る内に、目を背けていた事に気付かされる。大切だが、特別ではないと思っていた]私にとって…この村自体が…特別なのかもしれない…な。勿論、シモン…お前も特別な1人だ。