― カレン・広場の一画 ―[幼馴染の体調はやはり心配だったけれども、笑顔を見ればこちらまで嬉しくなった。街の中で、不満を溜めている人がいることは知っている。騎士団に怒鳴りつけてくる人だっている。息子を返してと泣くおばあさんに会ったときは、どうしたらいいかわからなかった。そんな中で、彼女の歌は皆を励ましていて、それは自分にはとてもまねできないことだと思う。] はは。楽しみにしてる。[彼女に、そんな気持ちが伝わっていたらいい。]