―――――……まぁ、良いでしょう。 一応、信じて差し上げます。 真偽はどうあれ、これでスルジエを討つ大義名分が出来ました。 シュビドに近いあの地を征服出来れば、大きく前進致しますしね。 感謝致しますよ、ソマリ・フル・アレイゼル。 アレイゼル領にも近いうちに顔を出したいですねぇ。[クレメンスとはまた違い、一癖も二癖もある男だ。彼と対談となれば、また、それ相応の準備と謀略が必要になってくる。ゆえ、直ぐに出立という訳にもいかないが。もし折があれば、ぜひゆっくり話してみたいものだ。]