人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天の子 マレンマ

[刃が引き抜かれ、吹き上がった血もまた光へ変わる。
体から急速に、熱が失われつつあった。]


      あなたを、ゆるします。


[血の泡と一緒に吐き出した言葉は、彼に聞こえただろうか。
あるいはもう、声になっていなかったかもしれないけれど。
ともかくも、務めを果たした今は、安らかだった。]

(162) 2017/11/05(Sun) 18:32:52

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