[不意に後ろからのしかかるような圧が掛かる>>141同時に耳のすぐ後ろで、聞き覚えのある、しかしそれまでに聞いたことのないような大声が聞こえた。それを合図に上昇を続けていた身体が、急下降をはじめ、ぐらりと平衡感覚を失った] アレクっ?[身体を動かす得体の知れない力は、アレクシスの身体で押さえつけられて、それ以上上昇を続けることは出来なかった。顔もみないまま、その声の持ち主の名を呼ぶ]