[先ほどの話に続けて]
…ただし、デメリットもあります。
一つを解体して部品を得たとして、一基修理するだけなら十分でしょうが、二基目、そして三基目を修理するには足りない可能性があります。
仮に二基解体して残りの二基を修復したとして、出せる速力はおそらく10ノットと少しでしょう。
またこの作業は、かかる時間は少なくても非常に難しい作業です。失敗する可能性が無いとも言えません。
[機関を解体してツギハギするなんて普通なら不可能なことだ。
ただ…自分ならば、それが出来るという自信はあった。なにせ、このタービンを設計したのは自分なのだから。]