大丈夫、
「なわけないですね。痛いっていうのは、あなたの思うよりもずっと辛いものなんですから。」
そう。
[わからないものを理解するというのは、難しいことでしょうけども。少しは教えておいたほうが良いでしょう。
肩の傷が治っていく様を見れば、肩の力が少しだけ抜けたように思えます。
ジェムを差し出されると>>156 首を傾げた後に、ジェムの入っている左の袖を見せるように揺らしまして。]
こちらも蓄えはありますし、倒したのはあなたなのですから、それはあなたが持っていてください。
[眼差しや表情に対して、声色ばかりは柔らかく。
差し出された手の、甲の側に掌を添え、氷槍の少女の持つジェムを握らせるように包もうと。
その力は大変緩く、彼女が手を引けばするりと離れてしまうほどですが。]