[ニコラスにしても、ジムゾンにしても。やはり何か様子がおかしいようには見えたが。
ニコラスが久しぶりに帰ってきたこともあって、積もる話も何かあったのだろうか、と。
フリーデルはそれ以上詮索することもなく。]
ああ……確かに今年はちょっと早いですね。
ですが、このくらいの時期に封鎖されてしまうことも、これまで何度かはありましたよ。
[と。やはり事も無げに。
ニコラスの説明が腑に落ちたというわけでもないが、表面上は納得した振りをしておき。
今日は宿に泊まることになるのかもしれない。
年によっては、役割分担の話や備蓄量の認識共有などを行って、足りないところに融通するような話もされたし。]
では、少し準備して。行きましょうか。
皆様に顔も見せなくては。
[というわけで。
神父やニコラスと共に宿屋まで向かう準備を済ませ、3人で宿へ向かった]
― →宿屋 ―