……お疲れ様、です。[声は、少し震えていたか。けれどちゃんと出せた、これなら大丈夫。視線は会うことはないが、じっとその包帯の奥にあるだろう目を見て] 言いたいことは沢山あります。 けど、まずは1つだけ。 ……俺、魔女に戻りました。人狼ではなく、普通の魔女に。 貴方が手を差し伸べてくれたから。 貴方が……そんな当たり前なことを教えてくれたから。[ぽつぽつ、と言葉は零していく。何度か視線を逸らしそうになったが、それでも向き合うと決めたから言葉はすらすらと出てくる。]