[私は今でもアリーセを解放し《たすけ》たいと思っている。けれど、状況は容易にそれを許さない。私には護るものがある。私には応えねばならぬものがある。そのためには、立ちはだかる者と戦わなければならない。喩えそれが、親友《アリーセ》だったとしても]