[ネージュの痛みに呻く声が聞こえる。それでも大丈夫だと、健気な声も聞こえる。自分の不甲斐なさが相棒《ネージュ》を苦しめる事になった。想い出は捨てると決めた。目の前にいるのは敵、可愛くて、妹のように大事にしていた幼馴染なんかではなくて。ただの――――敵だ。]