……ぬいぐるみ……。[契約者のぴょん吉だって、元はぬいぐるみだ。 曰く、母に棄てられ一度は焼かれたけれど、少女の力になりたくて契約者として転生したと。] 唯一のもの“だった”って事は…… その娘さんは、今は……[問おうとしたところで、突如襲う脱力感と暗闇。 ――自分の時間が終わった。]『……でも、火属性への優位が消えたわけじゃない。』[こくん、少女は頷いた。]