[かぽーん。
下半身だけを蛇に戻して、尾の先でぴたぴたとスライム面を叩いた]
そう。
お前に、私だけの名をつけようと思ったのだけどね
[独り言の口調で囁く。
天使の指を掬い取り、百合の花のようなその関節ひとつ、爪一つへ接吻を]
私たちは一体だが、性格は七つだ。
思考してみてもこれがなかなか決まらないのだよ
真名であるシュテラのままで良いというものが二票
……
私たちの通称の一つを継がせようという思考もある。ガートルードだ
それに、新しく名を編むならば、クレールが良いという思いも二つ
最初に会った赤い角のものを覚えているか?あれは我が名との対を欲する