人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

...おまえっ?!

[ 飛び込んで来た銀月の一閃、見覚えあるその輝きと、姿に、男は大きく喘ぐように声をあげた ]

なぜ......

[ その瞬間、男の動きは全て止まった。危険も魔将の姿も、傍らで名を呼ぶ従者の声も、全てが消え失せて、ただ亜麻色の髪と瞳に、視線と心が釘付けになる ]

何故だ...リーッ!!

[ それは、5年前と同じ、迸るような絶叫だった ]

(161) 2017/02/02(Thu) 01:46:20

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