─ 中庭・ステージ付近 ─
あ、慌てなくて大丈夫ですよ。
そんなに重くないですし。
[幼い頃から歌の活動をしてはいたが、公演が無い時には家業を手伝っていたから力はそこそこある方だ。
産後疲れて気絶してしまった牛を牛舎に運んだりとかに比べれば眠っている父を運ぶくらい可愛いもの。
なのでこちらに手を振って応じてくれる声>>151にも笑顔で返しつつ、安定感をもって──
いかんせん身長差があるので足は引き摺っちゃってるけれど──
父を連れて、クリフの元へと向かっていって。
彼の方もこちらに来てくれたことで、途中で合流と相成った>>157]