―城内 作戦会議室―
[さて。単身で向かうわけでもないのならば、兵をどう運用するか、しっかり考えなければなるまい。
儀式の間で行っても良かったのだが、こういう作業は作戦会議室の方が落ち着く。
地図と、その地図の示す実際の地形を現す鏡と、何枚かの紙、そしてペンを持ち、作戦会議室で作業をしていれば。
自分を探していたらしき、ヴェルザンディから声が掛かる。>>91]
……作戦会議というわけか。ちょうどいい、私も
そちらでは迎撃部隊と奇襲部隊を編成している、というわけだな……ふむ。
[暫し地図を見つつ、考えている。時折その指は地図上をなぞる。敵側の進軍ルートをトレースしているようにも見えた]
……そうだな、まずは、前提を合わせておこう。