― 船内 ― 本当、夏の外出は暑くて叶いませんね。[冷房の効いた船内へたどり着いて、ほっと一息。この青年、白いブラウスに灰色のリボンタイ&スーツと、輝音に張り合うようにクソ暑い服装である。輝音の言葉に頷きながら、手早くチェックインを済ませる。] そうですね……、ひとまず部屋へ行ってから、最低限の貴重品だけ持って船を見て回りましょうか。 ……ん?[ロビーを後にしようとすると、輝音が何かに気がついたようで>>159、視線の先を追って、ああ、と頷いた。]