……あの野郎、後で絞める。[夜風は身体に障ると誰かが言っていた気がする。ずぶ濡れの身では余計にそうだ。ともかく花屋へ戻って来てみれば、店先にしゃがみ込む人影>>156があった]シュナウザー、何をやっている。入るならとっとと入れ。俺は寒い。[見下ろすようにそう告げてから彼のふさふさの尻尾に気付き、唖然とした]お前、なんて格好してるんだ。