[作ってくれる?と聞かれたら、口元を手で覆いながら、こくんと頷いた。その頬にはうっすらと紅色に染めて。]
そうだったんですかぁ……ちゃんとぉ、ラフィさんのお父様にぃ、挨拶はぁ……。
え、お母様のお墓へ一緒にぃ……。
伯父様もぉ……。
[ラフィの家族に自分を会わせて貰える事を想像したら、嬉しさと不安でボーッとしてしまう。
故にラフィの黒いオーラを察知する事は出来なかった。]
母はぁ…、全く目は見えないのですのでぇ、ラフィさんに迷惑を掛けてしまうかも知れませんしぃ、父はぁ、影が薄いと言うかぁ、存在感が無いと言うかぁ……。
でもぉ、ラフィさんの事を邪険にはしないと思いますぅ……。